1945年終戦直前に正式に師団として編成された部隊の貴重な資料本です。

装甲師団クラウゼヴィッツ（別名第45装甲師団）1945年4月Martin Unrein少将を師団長として
第233予備装甲師団（装甲師団Holstein）・ＧＤ師団の予備旅団・第106装甲旅団フェルトヘルンハレ
プロトス戦車学校などの兵士で創隊されましたが実際は戦闘団規模の部隊でしたが
パンター戦車は11両（そのうち2両は暗視装置付き！）でした。

歩兵師団シル（正式名称　Infantry Division Ferdinand von Schill）
1807年のコルベック包囲戦の英雄の名前を冠した部隊で、
1945年4月10日主にブルク突撃砲学校の生徒で編成され、最初の部隊名は
ブルク戦闘団でしたが、10日後の20日に歩兵師団シルに改名されました。
師団長はアルフレッド・ミューラー中佐（戦後連邦軍で准将）で
第394突撃砲旅団もこの師団の一部でした。
第12軍の配下で、エルベの戦い・ポツダムの戦い・ハルベの戦いなど
絶望的な戦闘をしました、米軍の捕虜となりましたがその後ソ連に引き渡されました。
末期に編成されたので、ドイツ郵便番号も無い部隊でした。
（クラウゼヴィッツは元の部隊の郵便番号）

この本は2000年に出た初版（ソフトカバー　341ページ　当店初期に入荷）に新しい資料や情報が追加された
完璧版で、二人の著者は同師団の元兵士で、戦争末期で旧軍の資料も殆ど無いこの師団を
歴史に留める為の完璧な部隊史です。
部隊史や末期線に興味ある方は是非！
本の7割は装甲師団クラウゼヴィッツの記述です。


現在この出版社は廃業しており、ドイツでもレア本です。