全体の状態 | ★★★★ | |
外カバー | ★★★ | |
外装 | ★★★★ | |
角つぶれ | ★★★★ | |
黄ばみ | ★★★★ | |
背表紙色あせ | ★★★★ |
画家ヴィルヘルム・ペーターセンの素晴らしい戦場絵画集です。 ペーターセンの親衛隊報道絵画家時代(1939-1945)の作品集で、戦争絵画の大変貴重な資料本です。 彼の戦場絵画の作風は大変当時としては異例な画風で、他の画家は 勇ましく頼もしい兵士のイメージでプロパガンダ的な作品が多いのですが 彼の画の多くは、戦場の”悲しみ””悲壮””恐怖”など他に無い表現があります。 本来、彼の絵画はロマン主義的写実主義なナチが好む画風です。 1938年作 この本は、その描き方がシンプルで逆に戦場のリアル感があります。 当時の一個人の戦争画が1冊の本になるのは珍しく貴重な1冊です。 ムーニン社からの出版です。絶版貴重本 ヴィルヘルム・ペーターセン(1920-1987) 10代の頃美術工芸学校で絵画を学び 20才の頃、反革命軍事行動組織エアハルト海兵旅団に所属、カップ一揆にも参加した彼は 絵画活動と共に政治活動にも興味があり、ナチ党入党後初期の親衛隊に入隊 ポーランド戦で親衛隊特務部隊の報道画家として戦地に行き その後はSS連隊クルト・エッガースに在籍し、戦場や国内で絵画活動の他に 大規模な第三帝国芸術の展覧会などにも大きく関与します。 ヒムラーに気に入られ1943年には親衛隊全国指導者個人幕僚部のスタッフになります。 彼の当時の絵画(戦場画では無い)はヒトラーなどが好む画風で、彼の絵の購買者は ヒトラーを初めボルマンやゲーリング(5点も購入)など多くの党幹部がいます。 戦後逮捕され英国の収容所で多くの尋問を受け1946年4月に東ドイツの故郷に戻りますが 元親衛隊なのでまともな仕事につけず、1950年に雑誌の表紙の仕事がみつかり 1952年に彼の人生の転機が訪れます、当時東ドイツで大人気だった人形劇ハリネズミ”メッキー”の 絵本版(漫画版)の作者として12冊の本を出しました。 180枚の絵画・ Copyright © 2004-2022 PANZERBOOK.COM . All rights reserve |
Munin Verlag | Wilhelm Petersen | ||
ドイツ | 158 | ||
1980(初版) | 180の絵画 | ||
30cmx22cm | ハードカバ− | ||
ドイツ語 |
Er ging an meiner Seite
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ヴィルヘルム・ペーターセン SS戦場絵画集 |