　　血の証人（殉教者）：国家社会主義運動の犠牲者　第4版オーバーラント義勇軍（ドイツ義勇軍）Blutzeugen Beitrage zur Praxis des politischen Kampfes in der Weimarer Republik

国民社会主義ドイツ労働者党（NSDAP）が政権を握る過程で犠牲となった人物のバイオを徹底に調査した本です。

1923年2月26日からヒトラーが政権を握った翌日に殺害された、ナチ党の人物が約２２５人調査されています。
現在の情報では、ホルスト・ヴェッセル、アルベルト・レオ・シュラーゲッター、ヘルベルト・ノルクスなどの情報は多々あるのですが
実際に、反対勢力や共産主義者などに殺害された人々は数多く存在しました。
若き著者は、現在では情報が全く無いこのテーマに挑み、裁判所や警察の記録・当時の報道記事・親族の調査などを駆使し
このテーマの世界初及び唯一の本を完成させました。
この本はユーゲントの犠牲者２０人が記載されており、1933年の映画”Hitlerjunge Quex”邦題”ヒトラー青年クヴェックス”の
題材となった１５歳でビラ配布中に共産党員から殺害されたHerbert Norkus や
女性も何人か掲載されており１７歳で殺害されたBDMのErika Jordanなども掲載。
活動中などで殺害された、、人物の足取りを表した地図なども多数掲載。

ドイツでは禁断の書籍扱いとなっていますが
著者の政治的発言や主張は全く無く、真実を淡々と調査した一流の研究書です。
、出版社が右翼系だったので非難が集中しましが
この本が大学系出版社やメジャーな出版社だったら素晴らしい研究本として評価されていたかもしれません。

A.K Busch＝Andre　Bush
1974.12.9-2010.12.20

著者はドイツのとある銀行の支店長でした、彼はこの題材の為に８年以上の歳月をかけ
この本の初版を2008年に発表した時、ドイツ国内でメディア等の非難が多発し、
銀行の職も追われる事になりました。それと同時に癌が発見され闘病しましたが
彼は発売後に新しく判明した事を第２版で追加するために研究を継続しました、
しかし第２版の発売前（初版は一年も待たず売り切れ）36歳で力尽きました。
その後、協力者により初版より120ページも多くの本となりました（３版からは７０ページ以上）。

1300枚以上の写真（書類やイラスト・新聞記事等含む）・46の地図

	Nordland-Verlag		A.K Busch
	ドイツ		689
	2021（4版）		1300以上の写真
	30cmX22cm		ハードカバ－
	独語